シナリオ

⚡⚡⚡ シナリオ名 ⚡⚡⚡
「魔帝裁判」


⚡⚡⚡ はじめに ⚡⚡⚡
このシナリオは、GMなしで楽しむことができます。
ゲームを円滑に進めるために、進行役(経験者推奨)を決定し、その方が中心となって進めるようお願いいたします。
※必ず、この記事のリンクから他のページに飛ぶようにしてください。


⚡⚡⚡ ストーリー ⚡⚡⚡
ここは、人間と、モンスターと呼ばれる人間を襲う怪物が共存する世界。

モンスターのボスである【魔帝(まてい)】は、人間を滅ぼすため、モンスターを使って、人間の国を侵略していた。

人間は、モンスターに対抗するため【魔法】を開発し、侵略を防いでいた。

そして、【天聖四魔導(てんせいよんまどう)】と呼ばれる、強力な魔法が使える魔法使い達を中心に、魔帝を徐々に追い詰めていた。

しかし、ある夜、天聖四魔導の一人である【フウフウ】が何者かによって殺害されてしまう。


⚡⚡⚡ 事件の概要 ⚡⚡⚡
その日は、大きな満月が鮮やかに浮かぶ夜だった。

天聖四魔導の館では、炎の魔法使いである【エンエン】と水の魔法使いである【スイスイ】が、魔帝を倒す作戦会議をしていた。

エンエンは、自慢げに話す。

「私の手にかかれば、魔帝なぞ、ひとひねり・・・・・だ。」

スイスイは、明るい口調でそれに答える。

「そうっすよ!この前もエンエンさんのおかげで魔帝の罠にはまらずに済みましたよね!エンエンさんの作戦と、僕達4人の強力な魔法があれば魔帝なんてすぐに倒せますよ!」

2人でしばらく会議をしていたが、雷の魔法使いである【ライライ】と、風の魔法使いである【フウフウ】がいつまでたっても集まらないことに疑問を持つ。

「あれ?2人とも遅いなあ、作戦会議の時間ちゃんと伝えたんだけどなあ・・・・」

スイスイが、呟いた直後だった。

「バタンッ!!!」

勢いよく、館のドアが開き、ただならぬ様子のライライが入ってきた。

エンエンがその様子に驚き、尋ねる。

「ど、どうしたのだ?そんなに慌てて。」

ライライは、ゆっくりと、それに答える。

「フ、フ、フウフウが・・・・・・殺された。」


⚡⚡⚡ 登場人物 ⚡⚡⚡
💀フウフウ
今回の事件の被害者。
風の魔法使いで、天聖四魔導の一人。
天聖四魔導で唯一の女性。
天然だが、勘が鋭いところがあった。

⚡エンエン
炎の魔法使いで、天聖四魔導の一人。
頭がとても良く、作戦を立てるのが上手い。
金持ちのエリートを自称しており、周囲を見下している。
光り輝く黄金の城に住んでいる。

⚡スイスイ
水の魔法使いで、天聖四魔導の一人。
天聖四魔導で一番年下である。
最年少ながら、魔力は4人の中で一番高い。
元々は暗くジメジメとした性格だったが、一か月ほど前からよく喋るようになった。
海の近くの家に住んでいる。


⚡⚡⚡ 導入 ⚡⚡⚡
あなたたちの目的は、「事件の真相」を探りつつ、それぞれのミッションを達成することにあります。
なお、「事件の真相」を知っているプレイヤーについては、周囲にバレないように行動してください。


⚡⚡⚡ ゲームの流れ ⚡⚡⚡
このシナリオは以下の流れで進行します。
キャラクターシート黙読(5分)
チャプター1:全体討論(10分)
チャプター2:最終全体討論(10分)
推理・行動発表パート(5分:1人あたり約2分目安)

チャプター1、チャプター2の冒頭で公開される情報があります。それらの情報は全て真実です。
チャプター2終了後、推理発表パートに移ります。
各プレイヤーはチャプターや討論で得た情報を基に推理を発表してください。
発表順は、話し合いによって決定してください。
全員の推理発表が終わり次第、「エンディング」のページを読んでください。その後、「事件の真相と得点計算」について確認してください。


⚡⚡⚡ キャラクターシート ⚡⚡⚡
プレイヤーは自身のキャラクターシートをよく読み、全員が理解しおわったのちに事件の真相を明らかにするための討論を行ってもらいます。
また、自身のキャラクターシート以外の部分は、絶対に読まないようにお願いします。


「エンエン」のキャラクターシートへ


「スイスイ」のキャラクターシートへ


⚡⚡⚡ ルール及び禁止事項 ⚡⚡⚡
どのプレイヤーも自由に嘘をつくことができます。ただし、嘘ばかりついていると、担当しているキャラクターのミッションを達成しにくくなるかもしれません。
ミッション達成のために必要だとプレイヤーが判断した場合、キャラクターシートの内容の一部を話してしまうことは可能です。ただし、キャラクターシートの内容をそのまま読み上げてはいけません。この場合、話す内容によってはミッションの達成が著しく困難になることも考えられます。よく考えて発言しましょう。


⚡⚡⚡ チャプター ⚡⚡⚡
チャプター1へ


チャプター2へ


⚡⚡⚡ エンディング ⚡⚡⚡
エンディングへ


⚡⚡⚡ 事件の真相と得点計算 ⚡⚡⚡
事件の真相と得点計算へ

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2021-03-10 : 未分類 : コメント : 0 :
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事件の真相と得点計算

事件の真相と得点計算を確認したい場合は、下にスクロールしてください。







































































🧪事件の真相
「事件の真相」 は 「マリアとアハトを殺害した犯人はベン」・・・となります。
真相に付随するストーリーについては、各キャラクターシートをご参照ください。
各プレイヤーが感想戦をしながら、担当したキャラクターシートの内容について話すのも良いかもしれないですね。


🧪得点計算
該当のプレイヤーは、事件の真相を解明することで得点できます。
これに基づいて加点を行ってください。
また、該当のプレイヤーには「◯◯であることを暴く、見つける」「○○であることを隠し通す」という条件のミッションがあります。
得点計算については、進行役の裁量 or 進行役以外のプレイヤーの多数決により、ミッションの成功可否を判断してください。


🧪さいごに
最後までプレイしていただき、本当にありがとうございました。
拙ない作品だったかとは思いますが、ご意見、ご感想いただけたらとても嬉しいです。

2021-03-04 : 未分類 : コメント : 0 :
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エンディングB

エンディングを確認したい場合は、下にスクロールしてください。
※【】内は、セリフを言うキャラクターの名前が記載されています。



































【謎のスーツの男】「そこまでだ!」

スーツ姿の男たちが次々に大広間へと入ってくる。

どうやら、国の秘密警察のようだ。

そのリーダーと見られる男が、6人に言う。

【謎のスーツの男】「マリアとアハト君については、残念だったね。不幸な事故だった。」

【謎のスーツの男】「そんなことは、もうどうでも良いじゃないか、君たちは国を背負う、アインシュタイン・チャイルドとして、一刻も早く成長しないといけないのだ!」

リーダーがそう言うと、6人は強制的に次の施設に連行された。

――――――数年後、ノーベル賞や、オリンピックの金メダルを総なめにする6人の姿があった。しかし、彼らの目はどこかうつろな目をしていた。

2021-03-04 : 未分類 : コメント : 0 :
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エンディングA

エンディングを確認したい場合は、下にスクロールしてください。
※【】内は、セリフを言うキャラクターの名前が記載されています。



































【ベン】「寂しかったんだ!ヴァイと離れたくなくて!ヴァイなら、僕の気持ち分かってくれるだろ!?」

ベンが、必死に叫ぶ。

【ヴァイ】「わ、わからないよ!だって、だって僕、ベンのことも好きだけど、マリア先生や、アハトのことも大好きだったんだよ!」

ヴァイが、悲しそうにベンに言う。

【ベン】「う、じゃ、じゃあ、何のために、何のために、僕は、、、、、」

ベンがその場にうずくまる。

【ヴァイ】「警察に行って、罪をつぐなおう、そしたら、きっとマリア先生も、許してくれるよ。」

ヴァイが優しく、ベンの肩に手をおいたその瞬間だった。

【ベン】「・・・・うるさい。」

――――ドゴンッ

鈍い音が聞こえると同時にヴァイの体が壁にめり込む。

一瞬、全員が何が起こったかが分からなかった。

ベンが、軽くヴァイの体を押したように見えたが、その瞬間、ヴァイが吹き飛び壁にめり込んだのだ。

【ベン】「そうだ、皆、皆、殺せばいいんだ。殺せば、きっとうまいくんだ、今までみたに。」

ベンの目は、真っ赤に充血していた。腕や足は、子供のモノとは思えないほど、筋肉が膨れ上がっていた。

彼は、フラフラと4人へ近づいてくる。

【ゼクス】「てめえ、よくもアハトを殺しやがったな!!!」

ゼクスが、ベンに殴りかかる。

ゼクスの拳がベンに直撃するが、ベンの体はビクともしない。

「ベシンッ!!!」

すると、次の瞬間、ベンによってゼクスの体が天井に着くくらいに蹴り上げられた。

子供の力とは思えないほどの力だ。

【フィー】「いやあああああああああ」

「バゴン!!!」

フィーが叫びながら逃げようとするが、ベンに捕まり、床にたたきつけられてしまう。

【ファンファン】「ドーラ!逃げるよ!」

その隙に、ファンファンとドーラは、孤児院の外に向かう。

【ドーラ】「ベンは、一体、どうしちゃったの・・・・・」

ドーラが怯えて呟く。

【ファンファン】「暴走だよ。」

【ドーラ】「暴走?」

【ファンファン】「後天性のアインシュタイン・チャイルドは、優れた能力を会得する代わりに、人格や身体機能の一部を失うのは知っているだろう?アレは、半分は本当で、半分は嘘なんだ。実は、失う人格や、身体機能は、一部じゃないんだ。放っておけばどんどん失っていく。そして、失っていく代わりに超人的な能力を得ていく。薬で進行を止めない限りね。」

【ドーラ】「それって、まさか、、、」

ドーラがハッっとした顔で尋ねる。」

【ファンファン】「そう、毎朝、服用していた薬。あれは、アインシュタイン・チャイルドになるための薬じゃなくて、進行を止める薬なんだ。でも、薬で止めていても、感情の高まりや、ある条件が揃うだけで、その進行が暴走的に進んでしまう。」

【ドーラ】「進行って、まるで病気みたい。」

ドーラが、泣きそうな顔で言う。

【ファンファン】「病気なんだよ。アインシュタイン・チャイルドを作る実験っていうのは、アインシュタイン・チャイルドという病気を持った子供たちを作るためにやっているんだ。子供たちの生活を管理し、薬で進行を止めながら、体をボロボロにしながら、国を発展させていく、それが、この実験の本来の目的なんだ。」

【ドーラ】「な、なんで、そんなことをファンファンが知ってるの?」

【ファンファン】「それは、僕がいわゆる、天才、だからかな?ほ、ほら、後ろからベンが来たよ!急いで!」

ベンは、すさまじい勢いで走っているが、どこからフラフラとしており、木や岩にぶつかりながら向かってきていた。

【フィー】「これから、どうするの!?」

【ファンファン】「今、恐らくベンは、視力や、ほとんどの人格を失っている代わりに、超人的な腕力や脚力を得ていると思う。でも、目が見えないから、僕らを聴覚、つまり音だけで追ってきているんだ。そこを利用する。」

やがて、ファンファンとドーラの眼前には、アハトが転落して死んだ、崖が見えてきた。

崖のギリギリで、ファンファンとドーラは立ち止まる。

【ファンファン】「ドーラ!絶対声を出しちゃダメだよ!」

後ろからはすさまじい形相のベンが迫ってくる。

ファンファンは、そっと崖の下に石を落とす。

「コツン」

石は、崖の下に落ちる。

すると、ベンはファンファンとドーラの横を通過し、その勢いのまま、崖の下に向かって、落ちていく。

「グシャッッッッッッッッッ!!!」

ベンの体は、岩盤にたたきつけられ、原形が分からないほど、ぐちゃぐちゃになっていた。

ファンファンは、ベンの死体を確認した後、泣きじゃくるドーラの手をとり、孤児院へと戻っていった。

2021-03-04 : 未分類 : コメント : 0 :
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エンディング分岐

推理発表パートにおいて、最も多くのプレイヤーから犯人だと推理されたキャラクターが誰かによって、エンディングが分岐します。
同数の場合は、犯人だと推理されたプレイヤー以外の話し合いによって決定してください。
下にスクロールして内容を確認してください。
































「ヴァイ」が犯人の旨の推理が多数派だった場合


「ドーラ」が犯人の旨の推理が多数派だった場合


「フィー」が犯人の旨の推理が多数派だった場合


「ファンファン」が犯人の旨の推理が多数派だった場合


「ゼクス」が犯人の旨の推理が多数派だった場合


「ベン」が犯人の旨の推理が多数派だった場合


上記以外の推理の場合

2021-03-04 : 未分類 : コメント : 0 :
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チャプター2

🧪実験についての書類
マリアの部屋にあった。
内容は以下のとおりである。
「アインシュタイン・チャイルド候補生が6人集まった場合、しばらくの後、孤児院での実験を中止する。6人の候補生は次の施設で別の実験を行う。」


🧪コンタクトレンズ
地下室に落ちていた。


🧪手紙
ベンの部屋から発見された。
マリアの筆跡で書かれている。
内容は以下のとおりである。
「あなたがアハトを殺したことは分かっているわ。今日の21時に、地下室に来てちょうだい」


🧪孤児院の近くの町の噂について
最近、夜に変質者が出るという噂がある。


🧪死体発見時の服装について
ドーラ以外は、孤児院から支給された夜用の服を着ていたが、ドーラは朝用の服を着ていた。


🧪粉末状の薬
マリアから、毎朝、アインシュタイン・チャイルド候補生は全員飲むよう指示されていた。
マリアからは「アインシュタイン・チャイルドになるための薬よ。」と言われていた。

2021-03-04 : 未分類 : コメント : 0 :
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チャプター1

🧪マリアの死体の状況について
腹部をめった刺しにされている。
抵抗した様子はほとんど見られなかった。


🧪事件当日の孤児院の状況
孤児院にいたのは、アインシュタイン・チャイルド候補生の6人とマリアの合計7人のみである。


🧪監視カメラについて
孤児院の唯一の出入り口に設置してある。
出入り口を通過すると撮影の記録が残る。


🧪監視カメラについて②
昨晩の監視カメラの記録は以下の通りである。

19:00付近 記録なし

20:00付近 記録なし

21:00付近 外に出て、しばらくして戻るヴァイの姿を撮影

22:00付近 記録なし

23:00付近 記録なし


🧪孤児院について①
一階建てで、地下室がある。
一階には、アインシュタイン・チャイルド候補生が過ごす個人の部屋。候補生以外の子供が過ごす大部屋。マリアの部屋。皆で食事をとる大広間。大浴場と共用のトイレがある。地下室は、20畳くらいのスペースである。地下室には、食料や生活用品等が多くおいてあり、身を隠す場所が多いようだ。


🧪アインシュタイン・チャイルド候補生の部屋について
各部屋には人が通れるほどの窓がついている。
出入り口を通らずに、窓から外に出ることもできるが、マリアから固く禁止されている。


🧪孤児院の子供たち
親がいないため、他者からの愛情に飢えている子供ばかりである。
また、友達同士の絆など、友情を大切にする子供も多い。


🧪孤児院の子供たち②
男の子も女の子も体格や髪型は、ほとんど同じである。
しかし、服装は男の子と女の子で異なる。


🧪孤児院の子供の服装。
男の子は青い柄、女の子は赤い柄の服が支給されており、原則それらの服の着用義務がある。
朝、昼、夜用で、同じ服を3着、それぞれに渡されている。


🧪アインシュタイン・チャイルドについて
アインシュタイン・チャイルドは、2種類存在する。
それは、生まれながらの、先天性のアインシュタイン・チャイルドと実験によって優れた能力を身に着ける、後天性のアインシュタイン・チャイルドである。


🧪アインシュタイン・チャイルドについて②
先天性のアインシュタイン・チャイルドは、人格や身体機能には何の欠損もない。
しかし、実験による後天性のアインシュタイン・チャイルドは、実験の過程で、「人格や身体機能の一部」を失い、その代わりに優れた知能や身体能力を得ることができる、と考えられている。


🧪後天性なアインシュタイン・チャイルドの2つの条件。
① 知能、または身体能力において、平均よりも著しく離れた能力を発揮する。
② 一部の人格や、身体機能を失っている。



🧪大広間の暖炉について
事件当日の夜は燃えていたが今は消えている。


🧪焦げ付いたナイフ
大広間の暖炉から発見された。
赤い染みがついている。


🧪衣服の残りカス
大広間の暖炉から発見された。
衣服の燃え残りと見られる切れ端などが残っていた。

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「ベン」のキャラクターシートへ

あなたが「ベン」のキャラクターを担当する場合は、下にスクロールして内容を確認してください。


































🧪あなたの秘密情報
あなたは【マリアとアハトを殺害した犯人】である。

あなたは、ヴァイと仲が良く、いつも2人で一緒にいた。
これからも【ずっとずっと一緒にいる】そう信じていた。

アインシュタイン・チャイルドの実験が始まり、ヴァイは早々にアインシュタイン・チャイルド候補生に選抜される。
あなたは、親友が候補生に選ばれたことを誇りに思っていた。
しかし、とある日、マリアが誰かと電話しているのを聞いてしまう。
内容は以下のとおりである。
【書類に書いた通りだが、アインシュタイン・チャイルド候補生が6人集まった場合、孤児院での実験を中止する。6人の候補生は次の施設で別の実験を行う】という旨の内容だった。
あなたは、それを聞いてこう考える。

――――――僕が、アインシュタイン・チャイルド候補生にならなけらば、ヴァイと離れ離れになってしまう、そんなの嫌だ。もう、4人目まで候補生が決まっている。なんとかしないと、、、、、

あなたは、死ぬ気で学業、運動に励むが、なかなか結果が出ない。
そんな日々がしばらく続いたある日、双子である「ゼクス」と「アハト」が候補生に限りなく近い成績をとっていることを知る。
あなたは、このままでは最後の候補生の座をゼクスとアハトに奪われると考え、双子のどちらかを殺害することを決心する。
アインシュタイン・チャイルドの兆候なのか、【アハトが極端に筋力がなくなっていること】をあなたは知る。
そこで、非力な彼を殺害することにした。
アハトを崖の近くに呼び出し、隙をついて、【崖から突き落とし、事故死に見せかけることに成功】した。
そして、あなたは、知能試験で満点をとり、無事、6人目のアインシュタイン・チャイルド候補生として選抜された。
「これで、ヴァイとずっと一緒にいられる!」
あなたは喜んだ。
その時、あなたは気づく。
自身にアハトを殺害した罪悪感が全くないことに。
あなたは、アインシュタイン・チャイルドとしての能力を会得した代わりに【道徳心】を完全に失っていた。

順風満帆のように見えたあなたの計画だったが、事件当日、【マリアからもらった手紙】を見てから、歯車が狂っていった。
事件当日、夕食の後、自室へ戻ると、手紙が一通置いてあった。
手紙には、こう書かれていた。
「あなたがアハトを殺したことは分かっているわ。今日の21時に、地下室に来てちょうだい」
あなたは、マリアに犯行がバレていたことが分かり、とても焦った。
―――――――犯行がバレてしまうと、ヴァイと、一生会えなくなってしまうかもしれない、、、、そうだ!そうなる前に、マリアも殺せばいいじゃないか!

あなたは、アハトの犯行がマリアにバレてしまっている経験から、【犯行を偽装】することを考えた。
孤児院では、【男性も女性もほとんど同じ体格、髪型】をしており、ちょっと見ただけでは、誰が誰かを区別できない。
孤児院からは、男の子は青い柄、女の子は赤い柄の服が支給されており、朝、昼、夜用で、同じ服を3着、それぞれに渡されている。
そこで、女性用の赤い柄の服を着て犯行に及ぶことで、万が一見られた場合でも、自身の犯行とはバレにくいのではないか、と考える。
あなたは、【ドーラが、夜に部屋をたびたび不在にする】のを知っていた。
そこで、夜、ドーラの不在を見計らって彼女の部屋に侵入した。
すると、なぜか、【服が3着とも部屋にあった】ことが少し気になったが、あなたは、【夜用に支給された赤い柄の服】を盗み、自室で着替えた。
そして、【小型のナイフを懐に隠し】、地下室へ向かった。
地下室へ到着すると、マリアはすでにいた。

「あなたが、アハトを殺害したことは分かっているわ。人を殺すことは最低な行為です。」

日頃見せないような怒ったような口調で責められる。
あなたは、泣いたフリをして、マリアに向けて言う。

「ごめん、ごめんよ、アハトを殺したその日から、すごく辛かったんだ。でも、皆に打ち明ける勇気がでなくて、、、」

マリアは、反省しているあなたを見て、安心したような口調で言う。

「そうだったの、、、あなたは、本当は優しい子よ。今からでも、遅くないわ、罪を認めて、悔い改めましょう。」

あなたは、こう続ける。

「でも、怖いの、、、、、そうだ、マリアから、抱きしめてもらえば、きっと、勇気が出るかもしれない、、、」

マリアは、いつもの優しい口調で答える。

「良いわよ。それで、あなたが罪を認めてくれるなら。」

マリアが、あなたを抱きしめる。
その瞬間、あなたは、ナイフを取り出し、マリアの腹部に向けて何度も突き刺す。

マリアは悲鳴をあげる間もなく、絶命する。
自室へ戻ると、血まみれになった赤い柄の服から自身の青い柄の服へと着替えた。
その後、血まみれになった服とナイフをゴミ袋に入れて、大広間の暖炉で燃やした。

また、あなたは、周囲に【失った能力は嗅覚】だと嘘をついている。


🧪行動のヒント
あなたは、アハトとマリアを殺害した真犯人です。誰かに罪をなすりつけるのか、それとも違う方法を考えるのか、慎重に考えよう。
あなたは、マリアからもらった手紙を処分することができなかった。じきに皆にバレてしまうかもしれない。事前に理由を考えておこう。


🧪ミッションと得点
① 推理発表パートにおいて、どのプレイヤーからも、自身がマリアを殺害した旨の推理を発表されない。6点
② 推理発表パートにおいて、どのプレイヤーからも、自身がアハトを殺害した旨の推理を発表されない。4点

ミッションの成功可否については、進行役の裁量によって決定するので、積極的に発言しましょう。(進行役のミッション成功可否については、進行役以外のプレイヤーの多数決で決めてください。)


🧪当日の行動
19:00
大広間で夕食をとる。

20:00
自室に戻る。
マリアからの手紙に気づく。

20:30
ドーラの部屋に侵入、赤い柄の服を盗む。
自室で着替える。
ナイフを懐に隠し地下室へ向かう。

21:00
マリアを殺害する。

21:30
自室へ戻り、自身の服へと着替える。
ドーラの赤い柄の服とナイフは、ごみ袋に入れ、大広間の暖炉で燃やす。

22:00
就寝する。

6:00
ゼクスの悲鳴を聞き、地下室へ向かう。
マリアの死体を発見する。
ヴァイ以外の候補生のメンバーは集まっていた。

6:30
ヴァイが地下室へ到着する。

2021-03-04 : 未分類 : コメント : 0 :
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「ゼクス」のキャラクターシートへ

あなたが「ゼクス」のキャラクターを担当する場合は、下にスクロールして内容を確認してください。


































🧪あなたの秘密情報
あなたは、マリアとアハトを殺害した犯人ではない。
あなたの失われた能力は、【視力の大部分】である。
【物体の大まかな輪郭はなんとか見えるが、人物の顔や色等は識別できない】。
日頃は、【コンタクトレンズを着け】、視力をカバーしている。

双子の弟のアハトは唯一の家族であり、一緒にアインシュタイン・チャイルド候補生に選抜されるために頑張っていた。
2人とも知能試験でも優秀な結果を出しており、その同時期くらいに、【あなたは視力、アハトは筋力が失いつつあった】。
もう少しで、【2人でアインシュタイン・チャイルド候補生】になるところだった。
しかし、アハトは死んでしまった。
あなたは、【アハトの死は他殺だと考え】、犯人を必死になって探していた。

事件当日も、夕食後、【地下室でアハトの死につながる証拠】を探していた。
しかし、【途中でコンタクトレンズを落としてしまった】ので、部屋に戻ろうとした。
その時、地下室に入ってくる人影を見る。
顔は判別できないが、背の高さから判断したところ、おそらく【マリア】のようだ。
あなたはとっさに地下室あった荷物の物陰に隠れる。
彼女はあなたに気づかない。
どうやら誰かを待っているようだ。
しばらくすると、あとから、【子供と思われる人物】が来た。
2人は何かを話しているが、よく聞こえない。
そして、2人が近づいたように見えた直後、【マリアとみられる人物】が倒れこんだ。
その後、子供と思われる人物は、その場から立ち去った。
あなたは、怖くなり、倒れこんだマリアと見られる人物を置き去りにして、部屋に戻った。

朝方、あなたは昨晩の出来事が怖くなり、【新しいコンタクトレンズを着け】、地下室へ向かった。
すると、腹部をめった刺しにされているマリアの死体が鮮明に見えた。
あなたは、驚き、大きい悲鳴をあげると、他のアインシュタイン・チャイルド候補生の5人が、地下室へ降りてきた。


🧪行動のヒント
地下室で見た子供と思われる人物は誰だったのか。
慎重に情報を集め、真相を解明しよう。


🧪ミッションと得点
① 推理発表パートにおいて、事件の真相を解明、発表する。 6点
② 推理発表パートにおいて、アハトを殺害した人物を特定、発表する 4点

ミッションの成功可否については、進行役の裁量によって決定するので、積極的に発言しましょう。(進行役のミッション成功可否については、進行役以外のプレイヤーの多数決で決めてください。)


🧪当日の行動
19:00
大広間で夕食をとる。

20:00
地下室でアハトの死につながる証拠を探す。

20:30
地下室にマリアと見られる人物が来る。
物陰に隠れ、様子を伺う。
しばらくすると、子供と思われる人物も来る。

21:00
マリアと見られる人物が殺害される。
子供と思われる人物が立ち去るのを見て、自分もその場を立ち去り、10分後くらいに部屋に戻った。

22:00
就寝する。

6:00
地下室に行き、マリアの死体を発見し、悲鳴をあげる。
皆が集まってきた。
ヴァイ以外の候補生のメンバーは集まっていた。

6:30
ヴァイが地下室へ到着する。

2021-03-04 : 未分類 : コメント : 0 :
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「ファンファン」のキャラクターシートへ

あなたが「ファンファン」のキャラクターを担当する場合は、下にスクロールして内容を確認してください。


































🧪あなたの秘密情報
あなたは、マリアとアハトを殺害した犯人ではない。
しかし、あなたは周囲に秘密にしておきたいことが存在する。
それは、あなたは【先天性のアインシュタイン・チャイルド】ということである。
なので、あなたに【失った能力は存在しない】。

あなたは、自身の異質で優秀な能力に気づいたのは、実験が始まる3年前のことだった。
しかし、自身がアインシュタイン・チャイルドと周囲にバレると、仲良しのドーラと離れ離れになってしまうと思い、その能力を隠し、普通の子供のように振舞っていた。
その後、実験が始まることになり、【ドーラがアインシュタイン・チャイルド候補生として選抜された】ことから、自身も本来の能力を発揮し、候補生に選抜されることにした。

あなたは、自身がドーラと同じ、【後天的なアインシュタイン・チャイルドと偽装することで、ずっとドーラと一緒にいたい】と考えている。

あなたは、失った能力について周囲に聞かれ、とっさに、【自分は、特定のことを記憶する力を失っている。学習は問題ないが、見た景色や、出来事など、思い出をつかさどる記憶力を失っており、それらの日常の記憶は6時間ほどしか持たない】と嘘をついている。

事件当日、あなたは、【地下室へ向かう、マリア、そして青い柄の服を着た人物と、赤い柄の服を着た人物の後ろ姿】を目撃している。

また、あなたは、親友であるドーラの着替え中に部屋に入ってしまったことがある。
ドーラに「私の裸、見なかった?」と後日聞かれたが、「記憶がないので、覚えていない」とごまかしたが、実際は、鮮明に彼女の裸を見ており、細部にいたるまで覚えている。


🧪行動のヒント
あなたは、地下室へ向かう3人の姿を目撃しているが、記憶が6時間ほどしか持たない、と周囲に言っているため、証言できないでいる。
また、先天性のアインシュタイン・チャイルドとバレないように、真相を解明しよう。


🧪ミッションと得点
① 推理発表パートにおいて、事件の真相を解明、発表する。 6点
② 推理発表パートにおいて、他のプレイヤーから、自身が「先天性のアインシュタイン・チャイルドである」という旨の推理を発表されない。4点

ミッションの成功可否については、進行役の裁量によって決定するので、積極的に発言しましょう。(進行役のミッション成功可否については、進行役以外のプレイヤーの多数決で決めてください。)


🧪当日の行動
19:00
大広間で夕食をとる。

20:00
孤児院の中を散歩する。
地下室へ向かう、青い柄の服を着た人物の後ろ姿を見る。

20:30
地下室へ向かう、マリアの後ろ姿を見る。
そのしばらく後くらいに、地下室へ向かう、赤い柄の服を着た人物の後ろ姿を見る。

20:50
自室へ戻る。
電気を消し、就寝する。

6:00
ゼクスの悲鳴を聞き、地下室へ向かう。
マリアの死体を発見する。
ヴァイ以外の候補生のメンバーは集まっていた。

6:30
ヴァイが地下室へ到着する。


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3m48eujkxpzd

Author:3m48eujkxpzd
マーダーミステリーのシナリオです。

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