エンディング⑥ 国田（国王）が最多票になる。

彼は、絶望した様子で警察に連行されていった。

坂田（勇者）を潤んだ瞳で見つめていた。

裁判では無罪を主張していたが、極刑が言い渡されてしまったようだ。

彼は、本当に真犯人だったのだろうか？

彼が死んだ今、真相は闇の中である。

エンディング⑤ 富宿（宿屋の主人）が最多票になる。

彼は、慌てた様子で警察に連行されていった。

裁判では無罪を主張していたが、極刑が言い渡されてしまったようだ。

彼は、本当に真犯人だったのだろうか？

彼が死んだ今、真相は闇の中である。

エンディング④ 法田（魔法使い）が最多票になる。

彼女は、半狂乱状態で警察に連行されていった。

裁判では無罪を主張していたが、極刑が言い渡されてしまったようだ。

彼女は、本当に真犯人だったのだろうか？

彼女が死んだ今、真相は闇の中である。

エンディング③ 伊戦（戦士）が最多票になる。

彼は、落ち着いた様子で警察に連行されていった。

最後に、坂田（勇者）に何か言いたげな様子だった。

裁判では無罪を主張していたが、極刑が言い渡されてしまったようだ。

彼は、本当に真犯人だったのだろうか？

彼が死んだ今、真相は闇の中である。

エンディング② 僧長（僧侶）が最多票になる。

彼は、最初は暴れていたが、しばらくすると全てを悟った様子で、犯行の自供を始めた。

※自供の内容は以下のとおりである。

ある日、僧長（僧侶）は、病院内で見かけた、武田（武闘家）という女性に一目ぼれをした。
彼女のあとをつけると、どうやら、坂田（勇者）という患者を担当する心理カウンセラーということが分かる。
彼女を見ようと、しばらくその病室をのぞき見をしていると、ある異変に気付いた。
なんと、坂田（勇者）という患者の「勇者ごっこ」に同室の患者である騎馬（騎士）を始め、看護師、担当医師、院長、当然武田（武闘家）も付き合っているのである。
僧長（僧侶）は、「勇者ごっこ」に加わることで武田（武闘家）と親密な関係になれると確信した。
思惑通り、「勇者ごっこ」を通じて、武田（武闘家）と話す機会が格段に増え、より彼女への思いが募る。

しかし、僧長（僧侶）は、好意を持ったものに対して欲望を制御することが出来ないという重い疾患を持っていた。

ある日、武田（武闘家）への思いが抑えられず、彼女へ告白をする。
しかし、彼女の返答は思いに沿うものではなく、その瞬間、全ての景色が真っ黒に沈んでいった。
彼女が　僧長（僧侶）に、必死に何か話しているが、何も聞こえない。
ふと、医療用の包帯が廊下に落ちていることに気付く。
そこからの記憶はあまりない。
廊下には、包帯が、きりきりと何かを絞めている音だけが響いていた。
我に返ると、すでに息絶えている武田（武闘家）の死体があった。
横には坂田（勇者）の病室があった。
病室を覗くと、彼は寝言で、「モンスターめ、これでもくらえ！」と言っている、どうやら深い眠りについているらしい。
急いで死体を病室へ移動させた。
凶器の包帯は、共用のトイレで強引に流した。
その後、急いで自分の病室へ戻った。